外国人労働者とのコミュニケーション方法
弊社は研修会社ということもあり、外国人採用をすでに行っている企業様やこれから採用を考えている企業様など多くの外国人を職場に受け入れようとしている企業様と既に10社以上コンタクトをいただいています。
その中でどの企業様も抱えやすい課題として、
『外国人労働者の方と社内外の日本人とのコミュニケーション』があります。
今回は上記について、具体的にはどんな問題があるのか、その解決方法をお伝えすることで今後外国人採用を考える企業様のお力になれればと思います!
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その日本語、本当に相手に伝わっていますか?
外国人労働者の方の日本語スキルは個々人の能力なのでバラつきがあります。
その中で日本語ネイティブの方が他の日本語ネイティブの方と同じように話しをしてしまうと、「語彙が分からない」「ニュアンスが分からない」「意味を取り違えてしまう」といったことが起きてしまいがちです。
これは日本語を母語としない方と日本語ネイティブの方との間でどうしても起きてしまう部分でもあります。
しかしながら、共通の職場を持つ日本人社員側や外国人労働者側でどんな言葉なら分かりやすいかを共通認識で持つことでハレーションを起こさないように解決できる場合もあります。
では早速、次項からその解決方法をご紹介します!
言葉の定義と習慣づけ
まず、言葉の共通認識を持つためには言葉を定義する必要があります。これは辞書に記載されている内容を伝える、というわけではありません。
各企業が普段何気なく使っている言葉について「解釈を統一する」ということです。
よくハレーションが起きやすい言葉の具体例としては
「今日中」といった言葉が挙げられます。
この言葉の問題点は「23時59分まで」か「終業時間まで」かが分からない点です。
ハレーションが起きやすいのは、このような複数の意味を持つ言葉なので注意が必要です。
しかし、こういった言葉をリストアップ、改めて自社で用いる場合の言葉の意味を周知、日頃から積極的に使うことで
「“今日中”というのは終業時間までだから○時までに報告しよう」
といった周囲と遜色のない仕事やコミュニケーションができるようになります。
その他にも業界用語でよく用いられる
「てんぷら」(実在しない契約をすること/不動産)
「チャンバー」(冷蔵庫または冷凍庫のこと/飲食)
「アタッチ」(添付すること/商社)
なども、特定の業界でしか使われていない用語やカタカナ英語(発音が全く異なるので意味がつながらないことが多いです)も「共通認識が持てているか?」と確認、習慣づけを行うことで小さなハレーションを減らすこともできます。
また、上記で説明した部分は人材教育業界でチームビルデディングなどの場面で用いられる手法でもあります。職場での社員間コミュニケーションを円滑に進める手段として、その他にも様々な事例でご活用できるかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のコラムでは外国人労働者の方と日本人社員の間で起こりやすいコミュニケーションのハレーションを軽減する方法をお伝えしました!
今後の社内外のコミュニケーションにお役立ていただけましたら幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。