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外国人が働きやすい国を解説 イギリス編

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日本国内で働く外国人労働者の数は増加し続けているものの、残念ながら誰もが就職したいと考える人気の国だからというわけではありません。

むしろIMD(国際経営開発研究所)によれば、日本の『働く国としての魅力』は対象国61ヵ国の内52位と、下から数えた方が早いのだそうです。

この状況を改善し、世界的に、また我々日本人にとっても働きやすいにしていくためにはどのようにしたら良いかを探るため、このシリーズでは海外就職先として人気の国について国別に解説していきます。

今回は、第9位であるイギリスについて、文化・仕事観・特色等をご紹介します。

そもそもイギリスってどんな国?

イギリスという国は、世界的に見てかなり特殊な体制の国です。「イギリス」とひとまとめに表現することが多いですが、実際は「イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランド」の4つの国から複合的に成り立っている国なのです。

人口は約6400万人です。数の多さで言うと世界第22位という位置づけになり、日本の半分程度しかいません。有名な国ですが、意外にもそこまで人が多いというわけではないのですね。

日本とイギリスとの習慣・文化の違い

日本とイギリスではかなり文化が異なります。

まず、現金をほとんど使いません。クレジットカードや電子マネーが世界トップクラスで普及しています。

また、イギリスは世界有数の「階級社会」です。国民は主に「上流階級」「中流階級」「労働階級」の3つに分かれています。

「上流階級」は生まれつきの王家や貴族が属する階級で、ほんのひと握りの人間が属しています。

「中流階級」はさらに「上層中流」「中流」「下層中流」の3つに分かれます。

「上層中流」は大企業の経営者、医者や弁護士。「中流」は部長や課長クラスのサラリーマンや教師。「下層中流」は一般的なサラリーマンや個人事業主を指します。

「労働階級」は工場などのブルーカラーや、ウェイトレスのようにサービス業で働く人を指します。

このように日本とは全く違う文化のもと人々が生活しています。

(参照:「イギリス階級社会は差別ではなく文化の違い:英語も職業も趣味も住むところも」

イギリスは、なぜ働きやすいのか?どんな仕事観をもっているの?

さらに仕事の面でイギリスという国を見てみましょう。大きく2つの特徴があります。

①残業がほとんどない

イギリスでは時間通りに仕事を終わらせ、早く家に帰るという習慣が根強くあります。基本的に仕事は「嫌なもの、でもやり遂げなければならないもの」という風潮があり、金曜日の午後にもなるとオフィスのあちこちで「定時の後は友人、家族とどんな時間を過ごすか」という話題が繰り広げられます。

また年休(有給)は必ず取るという習慣も存在します。

②契約書に書かれていない仕事はおこなわない

イギリスはかなりの契約社会。当初交わした契約書に書かれていない仕事は断る事が出来ます。例えばオフィスが散らかっていても掃除という仕事が契約書に書かれていなければ、社長は社員に対して掃除して欲しいという指示をする事が出来ません。

その分自らの役割を全うする事に全力を注ぎます。

このように「自らの役割や仕事を全力でおこなう。後はプライベートを優先させる」という風潮が世界的に見ても強い国です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

紳士の国、サッカー大国などのイメージが強いイギリスでしたが、仕事の面だと「契約通りの仕事は100%全力でおこない、あとはプライベートを最優先」というまさに欧米を代表する価値観を持っていました。

日本とは真逆といえるこの考え方。他国の良いところはどんどん盗み、働き方の「次」を見つける世の中になってきたのではないでしょうか。

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