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外国人が働きやすい国を解説!~スウェーデン編~

情報

日本国内で働く外国人労働者の数は増加し続けているものの、残念ながら誰もが就職したいと考える人気の国だからというわけではありません。

むしろIMD(国際経営開発研究所)によれば、日本の『働く国としての魅力』は対象61ヵ国の内52位と、下から数えた方が早いのだそうです。

この状況を改善し、世界的に、また我々日本人にとっても働きやすい国にしていくためにはどのようにしたら良いかを探るため、このシリーズでは海外就職先として人気の国について国別に解説していきます。

今回は、3であるスウェーデンについて、文化・仕事観・特色等をご紹介します。

そもそもスウェーデンってどんな国?

ヨーロッパの北にあるスカンジナビア半島にある国で、面積は44万平方キロメートルで日本の1.2倍です。一方で人口は約1000万人程度で日本の10分の1以下となっています。公用語はスウェーデン語。ただ外国人にありがたいことに、首都ストックホルムではかなりの確率で英語が通じます。人口のほとんどがプロテスタント系のキリスト教を信仰しています。

世界的にはノーベル賞や北欧デザインのインテリアが有名な国です。

日本とスウェーデンとの習慣・文化の違い

日本人と比べて、個人主義の考えが強いです。スウェーデン人は自立心旺盛で、自分の事は自分でする、という人が多いです。それだけが原因とは言えないと思いますが、「友達ができにくい国」ランキング堂々1位の国です。スウェーデン人は、なかなか他人に心を開かない国民性だと言われています。逆に言えば、それだけ人に頼らず自分のことをこなすことが出来る人々なので他人に依存することなく、自分に厳しく真面目で我慢強い性格ともいえます。

また、スウェーデン人はフィーカが大好きです。フィーカとはコーヒーブレイクのことです。一人でするコーヒーブレイクではなく、喫茶店などで家族や恋人、仕事仲間と複数人でするコーヒーブレイクのことです。ICO(国際コーヒー機関)が発表したデータだと、年間コーヒー消費量が日本は3.36kg、アメリカは4.20kgであったのに対して、スウェーデンは7.31kgと、日本の2倍以上の消費量があるのです。

スウェーデンは、なぜ働きやすいの?どんな仕事観をもっているの?

日本と比べて、子育てと仕事の両立、休みの取りやすさ、家庭へのプライオリティの高さ、といった部分で働きやすさがあると思います。「男女平等先進国」「働きやすい社会」「国を挙げての子育て支援策」といったイメージを持つ方が多いと思いますが、実際に女性だけでなく男性の育児休暇の取得率も高い国です。また子育てへの理解が高く、学校の長期休暇中は、オフィスに子供がいるのはよくあることで、子育てしながら、仕事するということが日本よりもやりやすいと言われます。

仕事でも個人主義が強く、基本は自己責任で管理し、個人のやり方に対しては口出しはせずに尊重するのが常識です。その分、成果を厳しく評価されるので、他人任せだと非常に苦しいことになります。

休日に関しては、「体調不良だが仕事のため休むことができない」と言うのは日本だと珍しいことではないと思います。しかし、スウェーデンでは、「健康と家族を大事にすることが最優先」という意識が高く、個々の状況にあった働き方を認めてくれます。ラーゴムという概念もあり「多すぎず少なすぎず、ちょうど良い」という意味です。健康も家族も仕事も、節度あることが良いこと、とされているのが背景としてあります。

また「Tjänstledighet(シャンステレディグヘット)」という休暇があります。 日本語でサービス休暇。これは雇用されている仕事以外に、別にやりたいことがある場合に取れる休暇で、有給休暇とは別物です。この制度があるおかげで、雇用者がある一定期間(約6ヶ月間)、休職しても解雇されない権利が認められているのです。休職期間は無給になりますが、この休暇制度を利用すれば、解雇されずに職場復帰することができます。

さらに、「Fredagsmys(フリーダスミュース)」という概念もあります。fredagsは「金曜日」、mysは「くつろげる」を意味し、「金曜日に楽しいことをしよう」というスウェーデン語特有の造語です。金曜日は平日の忙しさを労い、週末に向けて気持ちをリセットする日、という概念です。

まとめ

働き方改革、少子化問題といったことが叫ばれる日本においては、仕事と子育ての両立、という部分は大きく学ぶ部分があるのではないでしょうか。幸せは、仕事も家庭も両立して、手に入るものというのは、日本でもスウェーデンでも変わらないと思います。

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