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日本で働く外国人を解説!~フィリピン編~

情報

もはや見ない日は無いと言えるほど、様々な場で活躍している外国人労働者たち。その数は2008年から増加し続けており、厚生労働省によると201810月の時点で146万人を超えたとのことです。

今後ますます企業の成長に欠かせない存在となっていくであろう外国人労働者について様々な角度から理解を深めるため、

このシリーズでは日本での就業者数の多い国について国別に解説していきます。

今回は、3であるフィリピンについて、文化・仕事観・特色等をご紹介します。

そもそもフィリピンってどんな国?

フィリピンは正式名称をフィリピン共和国といい、7107という非常に多くの島々から成っている国で、日本の8割程度の面積に9,586万人が暮らしています。

アジア特有の雰囲気の味わえる大都市・マニラや、美しく快適なビーチリゾート・セブなど、リゾート地として広く知られています。

歴史的に日本との関わりも深く、東京からマニラまで約4時間でいくことができ、時差も1時間しかありません。

そんな日本人にとって非常に身近なフィリピン、実はここ4.5年間毎年6.57%GDP上昇率を誇り、ASEAN諸国のなかでも、経済成長率がトップクラスの国で、米投資銀行のゴールドマン・サックスとエコノミストのジム・オニールにより発表された「21世紀有数の経済大国に成長する高い潜在性がある11カ国」(NEXT11)のひとつに名を連ねている程です。

マニラ周辺で使われているタガログ語を中心に、各地にそれぞれ独自の言語も残っています。

参照:外務省

参照:フィリピン政府観光省

日本とフィリピンの習慣・文化の違い

フィリピンはアジアの中では唯一のカトリック教国で、英語が広く共通語として使われており、アメリカ・イギリスに次いで世界で3番目に英語を話す人口が多い国です。

そのため、アジア、アメリカ、ヨーロッパの文化が入り混じった独特の文化を持っています。

そこで、フィリピン人と付き合っていくにあたって知っておくと便利な日本人との違いを何点かあげてみます。

①家族をとても大切にする

フィリピン人は家族をとても大切にする文化があります。
日常生活でも家族の用事は最優先で、休みや遅刻の理由が家庭の用事であった場合は快く受け入れる文化があります。
そのため、たとえ冗談であっても家族を卑下する言葉を使うのはトラブルとなるため避ける必要があります。

②時間にルーズ

フィリピン人は時間に対してとてもおおらかな観念を持っています。仕事の商談や飛行機については、遅れてはいけないということはしっかりと理解をしているので大丈夫なようですが、私生活においては30分程度の遅れは当たり前、と捉えているようです。待ち合わせをする際はこちらもおおらかな心が必要です。

フィリピン人は、なぜ日本を就業先に選ぶのか

日本に就業する背景としては政治的背景が関わっています。

フィリピンでは1965年から1986年のマルコス政権の時代に、海外への出稼ぎを奨励していた時期があります。

当時の出稼ぎ先として、男は中東の建設現場、女性は、香港やシンガポールなどの家政婦といったものが中心でしたが、他国では家政婦は、既婚が条件になっている場合が多いため、若い女性が出稼ぎに行くのは、必然的にその制限のなかった日本になります。

フィリピン人は、英語が話せるうえに、日本語の習得も早く、労働者として高い需要があります。さらに、働く場所として飲食店が多かったため日本人との接触が多く、また、当時の日本人女性は三高と言われ高飛車な態度を取る人が多かったため、日本人とフィリピン人の結婚が大流行しました。そのため、現在でも日本はフィリピン人からの人気が高い状態が続いています。

フィリピン人の仕事観

フィリピン人の仕事観として特徴的なものは大きく3つあります。

①勉強熱心な人材が多い

フィリピンは識字率が96.6%と東南アジアでは比較的高く、初等教育の義務化など、発展途上国の中ではとても教育に力を入れている国です。国民性としても勉強熱心で、日本語の習得も早い傾向にあります。

②離職を軽く捉えている

フィリピンはアジアで唯一カトリックを信仰している国家であるため、「食べられなければ持てる者が分かち合う」という文化があります。
そのまま捉えれば博愛主義の素晴らしい教えなのですが、それによる弊害もあります。

それは、仕事を辞めても周りが助けてくれるという実際にフィリピンでは、2017年のフィリピンの失業率は6.0%と、タイの0.7%やベトナムの2.33%に比べてはるかに高くなっています。
特に女性が働いて家庭を守るという文化があるため、男性は特に仕事を頑張るという意欲が薄いようです。

③プライドが高い

国民性として、知らないと思われることや人前で叱られたりすることを恥だと思う傾向があります。そのため、フィリピン人へ何か指摘をする場合は必ず相手が一人になる環境を作った上でことばを選んで伝える必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、日本に就業している外国人就業者数第3位の『フィリピン』についてご紹介いたしました。

フィリピンの方と交流する機会がある方、フィリピンの方を雇用する予定の方、既に雇用されている方など、興味がある方にとって役立つ情報であると嬉しいです。

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