コラム

Column

外国人が働きやすい国を解説!~香港編~

情報

 

日本国内で働く外国人労働者の数は増加し続けているものの、残念ながら誰もが就職したいと考える人気の国だからというわけではありません。

むしろIMD(国際経営開発研究所)によれば、日本の『働く国としての魅力』は対象
国61ヵ国の内52位と、下から数えた方が早いのだそうです。

この状況を改善し、世界的に、また我々日本人にとっても働きやすい国にしていくた
めにはどのようにしたら良いかを探るため、
このシリーズでは海外就職先として人気の国について国別に解説していきます。

今回は、第8位である香港について、文化・仕事観・特色等をご紹介します。

▼働きやすい国ランキングはこちら
https://gaikokujin-ikusei.com/archives/292

そもそも香港ってどんな国?

香港は、元々は中国ですが、1997年までイギリスの統治下にありました。
その後中国に返還され、20年が経ちました。

とはいえ中国と香港は違う歴史を歩んできたこともあり、
50年かけて完全に中国に戻すこととなっています。

現在は、一国二制度として特別行政区が設置されており、
香港は独自に政治をおこなっています。

香港の面積は1,106㎢で、東京都の約半分しかありません。どこにでもすぐに行けるというメリットがあります。

また、香港の人口は現在740万人ほど。毎年少しずつ増えています。

その結果、人口密度はマカオ、シンガポールに次いで世界第3位だそうです。
(ちなみに日本は25位です)

したがって香港はマンションだらけ。人が集まっている所は相当密集しています。しかし、少し田舎に行けば自然も残っております。

次に言語についてですが、香港の人たちが日常生活で使うのは主に広東語です。

けれど、さすが国際都市。

英語や中国語(標準語)を話せる人が多く、英語がある程度話せれば、ほぼ問題なく生活ができます。

特に最近の子供や若い人々は、3つとも話せるのが普通になってきています。

日本と香港との習慣・文化の違い

香港では、マナー面においても欧米文化と中国文化が混在しています。

「レディファースト」が基本となっているのは、その一例です。日本にはあまり浸透しておらず、苦手な人も多い文化ですね。
また、街中にゴミを捨てたり、唾を吐いたりすると罰金が科せられることがありますし、喫煙できるのは屋外の喫煙スペースのみ。飲食店も全面禁煙です。

それから、香港には独特なテーブルマナーが存在します。

その代表格となるのは、食器をお茶で洗う習慣でしょう。
香港のレストランや食堂では、テーブルに食器が用意される際に食器洗い用のお椀も用意され、その中にお茶を入れて箸やお椀をちゃぷちゃぷと洗います。

また、香港の人は人前で酔う姿を見せるのを恥ずかしいと思う文化があるため、食事の席ではあまりお酒を飲みません。

それから、香港特有のビジネスマナ-を紹介します。

まずは、とても大切な概念である「面子」と「関係」についてお話ししましょう。

香港を含む中国の方々は「面子」、つまり、「自分の社会的な立場を示すブランディング」をとても大切にします。

中国人は、自分をいかに優れた有能なビジネスパーソンとして魅せるか、ということをとても大切にするのです。

そして、「関係」は、相手の「面子」を立てることで築かれます。

最も主流なのが、「春と秋の祭り」(旧正月と中秋)にする贈り物です。
豪華なお菓子と食材が贈り物として最も人気です。
もし相手がお酒好きなら、お酒やワイン類を贈ることもできますが、
時計、傘とハンカチは中国で縁起が悪いので、注意してください。

香港は、なぜ働きやすいの?

「香港は、外国人にとってすごく働きやすい国らしい」という噂を耳にしたので、香港で働いている大学時代の友人に、久しぶりに連絡をしてみました。

早速そのことを聞いてみると、「うん!すごく働きやすい。日本から来た駐在員もほとんど帰りたくなくなっちゃうよ(笑)」という返事。

そこまで言い切られると思わずさらに話を聞いてみたくなったため、「もっと詳しく話してくれないか」とお願いしてみたところ、何人かにヒアリングをおこなった上で、以下の回答をくれました。

1・上下(上司部下)の関係が近いから働きやすい

香港は日本ほど縦社会ではなく、よりフラットな関係性を好む文化のため、上司に気をつかったり、顔色を見たりする必要がなく、ホウレンソウもしやすいとのこと。
また、そういったフラットさによって組織情報の伝達速度が早まり、意思決定もスムーズにできるため働きやすいのだそうです。

2・国土が狭いうえ、交通機関も整備され安価で利用できるため生活がしやすい

先述したように、香港は東京の約半分の大きさしかなく、そのスペース内にありとあらゆるビジネスが集中しています。
また、地下鉄などの公共交通機関もしっかり整備されているため、通勤やアポイントに行く際の移動時間が日本に比べ短く、とてもスムーズにおこなうことができるのです。このように、渋滞や通勤のストレスが少なく済むことも、働きやすさに繋がっているとのことです。

3・プライベートの時間を大切にできる

欧米文化の代表として挙げられる「有給消化は当たり前、定時にきっかり帰るなど、プライベート重視の文化」が、香港にもしっかりと根付いています。
この認識が当たり前であるからこそ、働きやすい国と言えるようです。

まとめ

今回は、海外就職先として人気の国第8位の香港を取り上げました。
香港という国のことを少しは知っていただけましたでしょうか。

香港は、良い意味でコンパクトにまとまっていると共に、欧米文化と中国文化がうまく融合されているのが、生活しやすく、働きやすい理由なのですね。

他の国についても沢山更新していますので、よろしければそちらもご覧いただけると嬉しいです。

お問い合わせはこちら

日本初の外国人育成・定着のプロ集団 外国人の育成・定着のお悩みを解決します。 お問い合わせ