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押さえておきたい!外国人人材の定着率アップに効果的な採用・育成のポイント

育成

入管法の改正から約8か月が経ち、来年度に向けて外国人人材の採用を検討する企業様が増えてきています。

そこで今回のコラムでは、これから本格的に採用を考える企業や、現在、定着に関して課題を感じている企業の方にぜひ知っていただきたい、外国人人材が定着するための秘訣をお伝えします。

 

 

外国人人材の定着でよくある課題

多くの外国人人材を採用している、または採用し始めている企業様とお話させていただく中でよく伺うのが、「せっかく採用した外国人人材がなかなか定着しない……」という問題です。

 

しかも、外国人人材の採用・育成において必ず行うべきと言われる
・採用時点で外国人人材のスキルと自社が求めるスキルのレベルをすり合わせておく
・就業規則や業務マニュアルを外国人人材が理解しやすい言語に翻訳する
・外国人人材と受け入れる部署とが良好な人間関係を築けるようにする
といった施策は打っているにも関わらずです。

 

なぜ現状の施策では定着率が上がらないのでしょうか?

 

実は、上記の施策はあくまで人材を受け入れる上で最低限必要となるものであり、定着に対しては不十分なのです。
次項から、原因と解決策の一例をお伝えしていきます。

 

 

ポイント①キャリアパスの明示

外国人人材の採用がまだまだ当たり前ではない現代において、外国人人材を受け入れている・受け入れようとしている企業は、大きな変化の最前線に立っている状態です。
よって、各企業が自ら開拓しなければならない領域が多々あります。

例えば、『外国人人材へのキャリアパスの明示』です。

 

厚生省と経産省が外国人人材を採用している企業に向けて実施した調査によると、34%が「採用後の受け入れ体制の未整備」を課題として持っているそうです。

 

しかも、これは外国人人材が最も企業に改善を求めている課題と一致しています。外国人人材から企業への要望には、キャリアパス、昇給・昇格など、能力や成果に応じた評価に関する部分に関するものが最も多かったのです。

 

出典:『外国人材の就労環境の整備』(平成29年)

 

このことから、採用後の受け入れ体制を整えるなら、外国人人材を今後どのように活躍させていくのかを明確にすることも必要であると言えます。

 

これを実施出来ている企業はまだ多くありません。

 

ゆえに、外国人人材へ具体的なキャリアパスを明示することが出来ず、外国人人材から「この企業にいても自分は活躍できない」と見切りをつけられ、退職されてしまう……という事態に繋がるのです。

 

この問題に対し、今一番おススメの解決策が『自社の企業理念や行動指針にマッチするかどうかを判断軸に、採用したい人物像を再度設定する』という手法です。

 

企業の理念や行動指針は頻繁に大きくブラッシュアップをするものではありません。それを採用・育成の軸にすることで、確固たる指標となり、場当たり的な対応をせずに済むようになります。
また、明確なゴールを設定することができるため、キャリアパスを明示しやすいのです。

 

外国人人材のためだけのキャリアパスを描くには多少の工数を覚悟する必要があります。
さらに、個人が求めるキャリアは、千差万別です。その一人一人の要望を満たすことを軸にしてしまうと、マニュアルを作ることができず、場当たり的な教育となってしまいます。

 

このように、企業がブレずに掲げ続けている企業理念や行動指針から逆算して描くことで、一本軸の通った確かなキャリアパスを外国人人材に明示し続けることが出来るのです。
また、企業が社員に求めていることを軸にするわけですから、外国人人材の仕事の質が上がるというメリットもあります。

 

 

ポイント②企業理念・行動指針への理解度・腹落ち度の向上

前項では、外国人人材へ企業理念や行動指針を軸にキャリアパスを明示することが定着率の向上に繋がるとお伝えしました。

 

ですが、キャリアパス以前に、そもそも外国人人材に対して自社の企業理念や行動指針をどの程度伝えられているかも重要です。

みなさんの会社では、なぜその理念を掲げているのか、行動指針から何を伝えたいのかを明確に伝えられていますでしょうか?

 

採用時や研修時に「弊社には○○といった企業理念・行動指針があります」と口頭で説明することや、翻訳した内容を資料に記載していることはあるでしょう。

 

しかしながら、「これが、会社やチームが目指すべき未来であり、業務の中で最も意識してほしい部分である」ということを伝え、実際の業務への活用方法まで落とし込めている企業様は多くありません。

 

この部分に関しての理解度や腹落ち度が低ければ、業務に対するフィードバックや、内容についての理解が不足するだけでなく、明示したキャリアパスにも納得してもらえず、定着率の低下に繋がってしまうでしょう。

 

そこで弊社では、各企業様が社内教育で行っているような自社理解の要素と、スキル・マインド研修の要素を、外国人人材に対して一括で落とし込みをする研修を行っています。

ただでさえ、外国人人材の育成は、文化の違いにより意図の行き違いやマナーが定着しないといったトラブルがたくさん起こります。自社で全てを実施するには、人手や工数・費用面で見ても障壁が多いのです。

施策の一つとして、弊社による外国人人材向けの企業理念・行動指針の落とし込み×スキル定着の研修をご検討いただけると嬉しいです。

 

 

 

まとめ

今回のコラムはいかがだったでしょうか?
外国人人材の定着の秘訣である、『キャリアステップの明示』と『企業理念・行動指針の理解度、腹落ち度の向上』についてお伝えしました。

外国人人材の採用・育成の参考になりましたら幸いです。
企業理念や行動指針を軸にした外国人人材へのキャリアパスの描き方や、企業理念・行動指針×スキルの落とし込み方法などの詳細についてご興味がございましたらお気軽にお問合せください。

 

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