外国人留学生アルバイト向け研修の3つのポイント
近年、外国人留学生アルバイトの数は全国のコンビニエンスストア1軒に1人はいるといわれるほど増えています。
その中で外国人留学生アルバイトの育成、特化した研修が外国人アルバイトを採用する企業で特に注目され始めてきています。
そこで、今回のコラムでは外国人留学生アルバイト向けの研修のポイントについてご紹介します。
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日本でのアルバイトは魅力的
ジョブズリサーチセンターが今年実施した『留学生2,000人のアルバイト実態調査 vol.1 希望する仕事内容、イメージ』では、「ホテル・旅館」「コンビニエンスストア」「飲食サービス」「製造業関連・工場」の仕事内容についての印象における回答が「語学を活かすことができる業界だ」がいずれも1位または2位となった、という結果が出ています。
参照:『留学生2,000人のアルバイト実態調査 vol.1 希望する仕事内容、イメージ』
アジア圏を筆頭に、欧米の外国人留学生からも人気がある日本ですが、彼らの語学力が活かせるというイメージが根強いことが要因と考えられます。
また、言い換えれば「語学を活かせる」「自分のスキルが活かせている」と彼らが感じることができれば彼らの就業先に対する満足度は上がると言えるでしょう。
実際に働くことで感じるギャップ
しかしながら、実際に日本で働く中で外国人留学生が感じやすいギャップもあります。それは以下の3点です。
・挨拶、マナーが厳しい
・時間に厳しい
・上下関係が厳しい
これらのギャップが生まれてしまう原因は、現場に配属されるまでに雇用側が暗黙のルール・マナーを明文化できているとともに「なぜそのマニュアルがあるのか?」「そのマナーを守ることで企業・アルバイトにどんなメリットがあるのか」「一人の人としてどのように成長できるのか」を伝えられていないことです。
彼らの母国とは違う文化やマナーを、いかに腹落ちして現場で活用してもらうか。
それを理解し、練習してもらう数少ない場が研修なのです。
しかしながら、都度入社してくるアルバイトに対して手厚い研修を毎回行うことは企業にとっても負担になりかねません。
そこで短期間で効果の高い研修・教育体系の構築や、内容の教本化のニーズが高まっています。
そして、それらは上記の「挨拶、マナーが厳しい」「時間に厳しい」「上下関係が厳しい」というギャップを生じさせないことがポイントとなってくるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のコラムでは外国人留学生アルバイト向けの研修のポイントをまとめました。
今後、ご検討されている方のご参考になれば幸いです。